心のメカニズム
[解説]マインドフルネス心理療法
心がつらい…ありませんか
  • 憂うつ
  • 漠然とした不安
  • ネガティブ思考をやめたいのにやめれない
  • ストレスを感じやすい
  • いつも疲れている
  • 感情のコントロールができない
  • 自己存在についての悩み(自分の価値や生きる意味を考えてしまう)
つらい・苦しい…脳内では?
「つらい、苦しい」をくり返していると、脳の回路のその部分ばかりが活性化されてしまいます。
「つらい、苦しい」の脳神経が過敏になります。
体内ではストレスホルモンがたくさん分泌されています。
ストレスホルモンは脳神経にも伝わり、脳のさまざまな神経細胞も傷つけます。
脳の働きはたくさんあり、物事に集中すること、やる気、人とのコミュニケーション、感情を感じる、など、私たちの言動の総司令塔にあたる重要な働きを担っています。
ストレスホルモンによって、その脳の神経細胞も傷つけられることで、本来の脳の働きが低下しています。

なんとか気合いで元気を回復しようとしたり、
考え方をポジティブにしようとしたり、
自己啓発などの本を読んで一時は楽になっても、
またつらい気持ちが出てきたりします。
病院を受診し、薬を飲んで回復しても、また同じようにつらい気持ちをくり返してしまうこともあります。
環境を変えようとしたり、人間関係を変えようとしても、思うように変えれません。
むしろ無理をして、うまくできない自分がさらにつらくなるかもしれません。
うつや不安症などは「頑張る」「強い意志をもって」「根性で」という方法ではよくなりません。
マインドフルネスとは

マインドフルネスとは、今ここに注意を向け、あるがままを受け入れる、ということ。
もともとは「禅」や「仏教」から生まれたものであり、最近その宗教性を排除した形で、再び認知度が高まっています。
マインドフルネスには、リラックスを目的としたものや、身体の痛みの軽減を目的にしたものなど、種類は多岐にわたります。
心の病気の改善にも活用されており、第3世代の認知行動療法と言われています。

中でも自己洞察瞑想療法(SIMT:シムト)は、日本で生まれたマインドフルネス心理療法。


マインドフルネス精神療法協会代表大田健次郎先生が開発され、1993年から、うつ症状で悩む方の改善や、
うつ病の再発予防など、心理療法として大きな成果をあげられています。

詳しくはこちらをご参照ください→マインドフルネス精神療法協会のホームページ
 
マインドフルネス心理療法で「つらい心」が改善するとは?

マインドフルネス心理療法(SIMT)では、つらい考え方・行動のパターンを改善していきます。

  1. 自分の心の状態を知ること [気づく]
  2. つらいことや不快なことがあっても、現実を受け入れる [受容]
  3. 自分の願いや人生における価値(病気を改善したい…、働きたい…)を実現するための行動を選択できる心をつくる
  4. 実際に行動する[行動力]


心の使い方を変えただけでは、つらい症状や現状はあまり変わらないものです。
実際に行動できる力をつけていくことが大事です。

じっとしているだけでは現状は変わらない。
長期的な目標・人生の価値につながる行動を起こすこと。
この積み重ねが、これまで自分を苦しくさせていたパターンから抜け出すには必要なのです。

「つらい、苦しい」考えや行動パターンが減っていくことで、それまでたくさん分泌されていたストレスホルモンが少なくなっていきます。
弱っていた脳のはたらきも回復して、元気になっていきます。
不安やイライラなど、ネガティブに敏感になっていた脳の神経は、穏やかになります。



マインドフルな心の使い方・行動を継続していくことで、心と身体、ともに回復していきます。
病気の再発も起きにくくなります。